漢方よもやま話

9月の旬の食材(2015)

カテゴリー:食養生
9月の食養生
昼は暑く、朝晩は涼しくなる9月は体調を崩しやすい時期です。この時期の食材は、夏の暑さで疲れた体を癒し、体調を整える働きのあるものがおすすめです。外側からのケアだけでなく、潤いを与える働きのあるビタミンA・C類をたっぷり摂って、内側からのケアも心がけましょう。
9月の旬の食材と薬膳解説

しいたけ:平性


しいたけにはレンチナン(β-グルカン)やエリタデニンという成分が含まれています。 レンチナンには、抗腫瘍作用があることで知られ、がんの予防や、風邪などのウイルス性の病気に対して抵抗力をつける作用があると言われています。


れんこん:涼性


肺の働きを補い津液や血を補うことで、体を潤し空せきなど呼吸器系の不調や秋の乾燥が引き起こす便秘や乾燥肌の解消に役立ちます。 また、加熱することで胃腸の働きを高めて消化吸収をアップさせてくれます。


栗:温性


栗の主成分はでんぷん質で、ビタミンA・B群・C、カルシウム、カリウム、鉄分などビタミン・ミネラル成分をバランスよく含んでいます。栗の渋皮に含まれるタンニンは、抗がん作用が期待されます。渋皮も取らずに食べましょう。


秋刀魚:平性


さんまには、必須アミノ酸をバランス良く含んだ良質のたんぱく質や、貧血防止に効果のある鉄分、粘膜を丈夫にするビタミンA、また骨や歯の健康に欠かせないカルシウムと、その吸収を助けるビタミンDも多く含まれています。


梨:寒性


8月がはしりで、和ナシの旬は9月です。成分の90%近くが水分です。 そのため残暑の体の水分補給や、秋の乾燥や空咳を潤すのに適しています。 熱を冷ます効果もあるため、熱があるときやのどがひりひり痛むときにもぴったりです。


※体を温める性質のものを「温性」、体をやや冷ます性質のものを「涼性」、体を冷ます性質のものを「寒性」、どちらでもないものを「平性」と表記しています。


この記事は漢方みず堂暦2015年9月号に掲載されたものです。
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