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「漢方で健康!」~頭痛・めまい・物忘れ~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「頭痛・めまい・物忘れ」2015/7/22放送分

牟田さん)おはようございます。夏は冷房で思った以上に体が冷えています。夏バテの予防に、冷たい食べものや飲み物はほどほどにして、煮物やおみそ汁など火がしっかり通った温かい食事を食べるようにしましょう。千代樵さん、今日のテーマは何でしょうか?


千代樵)はい。今日のテーマは「頭痛めまい、物忘れ」です。夏は強い日差しや、冷房の効きすぎによる、頭痛やめまいの症状を訴える方が多いんですよ。


戸塚さん)夏はまだこれからですし辛いですね。この頭痛やめまいは、漢方ではどのように考えるんでしょうか?


千代樵)はい、まず「頭痛」ですが、漢方では体質により頭痛を分けて考えます。血液循環が悪くて起こる場合や、水分代謝が悪くて重くなった場合、自律神経が乱れてすべてのめぐりが悪くなって起こる場合などが考えられます。ですので、それらの原因とその方の体質に合わせて漢方をお勧めします。


牟田さん)例えば、冷房による冷えからくる「頭痛」の場合はいかがでしょうか?


千代樵)そういった場合、体力があり、冷えにより肩こりを伴う症状がある方は、体を温める効果が期待できる「葛根湯」などをお勧めします。逆に体力がない場合は「呉茱萸湯」が考えられます。


戸塚さん)「めまい」といえば、メニエール病といった病気を聞いたことがありますが・・


千代樵)漢方では、めまいを「気血水」の「水」が体内に偏ってしまう水毒で起こると考えています。特によく耳にするメニエール病は、内耳にリンパ液が溜まってむくむことが原因とされています。


戸塚さん)その場合、どんな漢方が処方されるのですか?


千代樵)水が偏っているため、それを取り除く利水剤の役割を果たす漢方が処方されます。例えば、当帰芍薬散などがそうですね。


牟田さん)今日のテーマに「もの忘れ」もありましたが「物忘れ」も頭痛やめまいのように漢方で改善が期待できるのでしょうか?


千代樵)もの忘れの場合は、予防を目的に漢方をお勧めしています。  


戸塚さん)予防のための漢方ですか?


千代樵) はい、於血や腎虚などの視点から体質を整えていくことで認知症の予防に繋げるという考え方です。


牟田さん)なるほど。体質改善は漢方の得意分野でしたよね。 


千代樵)はい、ただし、服用する方の体質によって選ぶ漢方薬はかわってきますので、自分で判断するのではなく、漢方の専門家のところで漢方を選ぶことが大切です。


戸塚さん)日常でできる「もの忘れ」の予防方法は何かありますか?


千代樵)おすすめは「食事の時によく噛むこと」です。噛むことで脳と連動するので、脳の活性化へつながります。その他、麻雀や計算、読書、そしてお友達とわいわい話すのも効果が期待できると言われています。


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・戸塚さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
まもなく300回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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