漢方よもやま話

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「漢方で健康!」~汗かき~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「汗かき」2015/7/15放送分

牟田さん)おはようございます。まもなく3連休ですね。子ども達は夏休みもはじまります!本格的に暑くなる季節です。こまめな水分補給で元気に夏を乗り切りましょう!千代樵さん、今日のテーマは何でしょうか?


千代樵)はい。今日のテーマは「汗かき」です。夏になるとこの「汗かき」についての相談が増えます。


戸塚さん)それは、暑いから出る汗とは違う・・ということですよね?


千代樵)はい。暑くて汗がにじむというレベルでなく、流れるように出てしまう事があるんです。


牟田さん)それは大変ですね。仕事にも支障が出てしまいそうです。その原因は何なんでしょうか?


千代樵)多汗症とも言うのですが、この原因は様々で、精神的なものや食生活、肥満によるもの、遺伝性やホルモンバランスなどがありますが、汗がだらだら出てしまう多汗症は、体を動かしたり守ったりするエネルギーである「気」が不足している状態と考えられます。


牟田さん)「気」が足りないと、汗の調節が上手にできないということですか?


千代樵)そうですね、ですからその場合「気」を補う役目を果たす漢方である「防已黄耆湯」などの漢方を用いることで多汗症の改善を試みます。


戸塚さん)汗で悩むといえば全身ではなく、手や頭にだけたくさん汗をかいてしまう方や、緊張すると汗が流れて困っているという話もよく耳にしますが、そのような場合も同じように体の「気」が影響しているのでしょうか?


千代樵)汗をかく場所によっても原因は異なります。頭に汗をかく場合は、のぼせによるケースが多く、脇はストレス、手・足はほてりによるもので、全身にかく汗の場合は、水分代謝が良くないということも考えられます。


牟田さん)それぞれのケースにはどんな漢方を使用するんですか?


千代樵)そうですね、例えば、のぼせやイライラがあり、赤ら顔の方には「黄連解毒湯」や「大柴胡湯」を。また、緊張すると汗が酷くなる方には、神経の安定をはかる「柴胡加竜骨牡蠣湯」「桂枝加竜骨牡蠣湯」などを用います。


戸塚さん)女性の場合、更年期になると汗が止まらなくなるというイメージもありますが、そのような時におすすめの漢方はありますか?


千代樵)そのような場合は、ホルモンの安定、影響を緩和する漢方である「女神散」や「加味逍遥散」などを用いることがあります。ただ、体質によってもその方に向いている漢方というのは違いますのでカウンセリングをじっくりと受けていただきたいですね。


戸塚さん)わかりました。日常で何か心がけることはありますか?


千代樵)そうですね、この季節は、冷房が利きすぎた部屋に長時間いると汗の調節が下手になってしまうので、適度な室温で過ごすことを心がけて頂きたいですね。


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・戸塚さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
まもなく300回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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