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「漢方で健康!」~頭痛・めまい~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「頭痛・めまい」2015/6/17放送分

牟田さん)おはようございます。梅雨時期は、体が疲れやすく誰もが体調を崩しやすい時期です。雨が降っていない日は、なるべく外出をして日光を浴び、沈みがちな気分をリセットしましょう!千代樵さん、今日のテーマは何でしょうか?


千代樵)はい。今日のテーマは「頭痛・めまい」です。先ほど牟田さんがお話しされていたように梅雨は体調を崩す人が多いです。中でも湿度が高く、日ごとの気温差や台風による気圧の変化があるため「頭痛」や「めまい」を訴える人が増えてきます。


戸塚さん)私も天気が悪いと「頭が重いな」と感じることがあります。あまりにひどい時は「痛み止め」を服用していますが、根本的な解決になっているようには思えませんし、薬を常用してしまうことに抵抗があります。


千代樵)常に飲みたく無いですよね。戸塚さんのような方には漢方がおすすめです。


牟田さん)頭痛は「緊張型頭痛」「偏頭痛」「群発頭痛」の3タイプに分けることが出来ると聞いたことがありますが、漢方ではこれをどのように改善していくのでしょうか?


千代樵)はい。例えば「偏頭痛」の場合は、気の巡りが悪いと考えられるため、気の巡りを元にもどす呉茱萸湯(ごしゅゆとう)などを処方します。また「緊張型頭痛」であれば、葛根湯で身体を温め、血行を改善し、首や肩の緊張をほぐして症状を和らげます。


戸塚さん)みず堂に行けば、自分にあった漢方を教えていただけるんですね・・。ところで「めまい」についてはいかがでしょうか?


千代樵)疲れや睡眠不足によって起こる一時的な「めまい」は心配いりませんが、慢性的に続く「めまい」は注意が必要です。 


戸塚さん)漢方では「めまい」をどのように考えるのでしょうか?


千代樵)漢方では「気・血・水」という考え方があります。このバランスが良いと体が健康という考え方です。「めまい」は「水」が体内に滞ってしまい「水」のバランスが悪い「水毒」という状態が引き起こしているものだと考えられます。


牟田さん)ということは、漢方で体の「水」のバランスを整えることが出来ればいいんじゃないでしょうか・・


千代樵)そうですね。貯まっている「水」を取り除く、利水剤のような役割の漢方を処方し改善を試みます。例えば、当帰芍薬散などです。また、「頭痛」を伴うめまいには釣藤散なども使用します。


戸塚さん)「めまい」といえばメニエール病といった病気を聞いたことがありますが、こちらはいかがですか?漢方で効果が期待できるのでしょうか?


千代樵)「メニエール病」は内耳にリンパ液がたまって、むくむ事が原因とされていますので、これも「水毒」による症状だと言えます。また、気が逆上する「気逆」や、気が滞る「気鬱」、血が足りない「血虚」も原因に繋がると考えられていますので、利水剤の五苓散を中心に、苓桂朮甘湯や半夏白朮天麻湯などを使用します。


戸塚さん)「気・血・水」の3つが関る病気もあると言うことですね。


千代樵)はい。漢方では、ただ頭痛やめまいの症状を改善するだけでなく、根本的な部分から改善を試みます。その為には根気よく漢方を服用して頂く事が大切ですね。


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・戸塚さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
まもなく300回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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