漢方よもやま話

  • 「みず堂のなるほど漢方塾」~不眠症~
  • YOMOYAMA > 
  • TOP > 

「みず堂のなるほど漢方塾」~不眠症~

RKB毎日放送「みず堂のなるほど漢方塾」
毎週日曜日「サンデースイングライフ」内にて午前11時45分ごろからお送りしている「みず堂のなるほど漢方塾」の内容を一部改訂して掲載しています。
「不眠症」2015/4/12放送分

中嶋さん)河端先生、あかね先生こんにちは。


河端・福田)こんにちは。宜しくお願いいたします。


中嶋さん)先週は自律神経失調症についてお伺いしました。漢方薬を飲みながら、自分の体の良くなったところに目を向けることで心も体も元気になっていくものだということでしたよね?


河端)漢方では心身一如と言って、心と体は密接な関わりがあると考えます。実際にどんなことでも心の持ちようは非常に大切ですよね。


中嶋さん)本当にそうですね。さて、今日は不眠症について教えていただきます。


福田)日本人の5人に1人は、眠りに関する何らかの問題を抱えていると言われています。


中嶋さん)5人に1人ってかなり多いですよね。確かに眠れないことはなくてもスッキリ起きられないことは良くありますね。


福田)そうですね、誰しも経験のあることだと思います。色々なタイプの不眠がありますが、まず一番多いのが、なかなか寝付けないという方で漢方的には、身体に熱がこもっているのが原因です。ストレスが多くイライラしたり、のぼせたりする方に多いです。


河端)「春眠暁を覚えず」といいますが、この言葉通りつい眠くてうとうとしてしまう方もいらっしゃいますが、ふわふわして、自律神経が不安定となって眠れない場合もあります。先ほどの熱を持つ場合には黄連解毒湯という漢方を使いますし、ふわふわする場合は、桂枝加竜骨牡蠣湯という漢方を使います。


福田)これらの漢方は結構早めに効果が表れやすいですね。ですので、寝る前に飲んでいただくようにします。


中嶋さん)そんな頓服のように飲む漢方もあるんですね。


福田)そうですね。また別のタイプでは、なかなかぐっすり眠れない、ちょこちょこ目が覚める、夢ばかり見るという場合です。元々不安感の強い方や胃腸が弱く貧血気味の方、動悸がしたり、疲労倦怠感などがある方に多いです。


河端)漢方では眠りに関係するのは心臓の心で、心を安定させる血が不足すると眠りが浅くなります。ですから、体をしっかり補い眠れる力をつけてあげることが大切です。


中嶋さん)なるほど~。眠ることにも体力がいるということですね。


福田)その通りです。さらには、は年齢により体全体のエネルギーが衰えて眠れなくなる場合で、朝方早く目が覚めるタイプです。耳鳴りや腰痛、夜間頻尿などがある方に多いです。


河端)年齢と共にイライラしたりするのも、体のエネルギーが衰え、熱を冷ますことができないからです。漢方で言う腎をしっかり補うことで、不眠はもちろんそのような老化現象も穏やかにすることができます。


中嶋さん)不眠と言っても様々で、自分の合ったものを飲むことで体全体が元気になって色々な症状が良くなっていくということですよね。


福田)その通りですね。根本的な原因を改善するのが漢方です。西洋薬が効きすぎたり、体がだるくなったりする方もぜひ一度試されるといいと思います。


RKBラジオ「みず堂のなるほど漢方塾」では代表取締役河端と漢方専門相談員福田茜がパーソナリティの中嶋順子さんと分かりやすく漢方のお話をしています。
番組内では“厳しい河端先生”“やさしい茜先生”として月末恒例のリスナーからの質問コーナーでは毎月たくさんの質問をいただいています!(福岡1278kHz 北九州1197kHz 大牟田・行橋1062kHz)
当サイトに掲載している記事・画像等の無断転載はご遠慮ください。