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「漢方で健康!」~耳鳴り~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「耳鳴り」2015/3/4放送分

牟田さん)おはようございます。早いもので3月ですね。季節の変わり目は体調を崩しやすくなるものです、体調管理に気を付けて、気持ちよく春を迎えましょう!


諸岡さん)早速ですが、本日のテーマは何でしょうか?


千代樵)はい。今日のテーマは「耳鳴り」です。実際は音がしていないのに「ゴー」っという低い音や「キーン」という金属音のような高い音が聞こえているように感じる病気です。     


牟田さん)その原因は一体何なんでしょうか?   


千代樵)そうですね、外耳炎やメニエール病など耳鼻咽喉科の病気や、高血圧、糖尿病、更年期障害など全身の病気が引き金となっている場合もあります。こういった病気により、音を感じる聴覚神経や、周辺の組織に異常が生じ、それが耳鳴りとして感じられます。       


諸岡さん)ということは、それらの病気を漢方で改善してゆけば、症状が緩和されるのでしょうか? 


千代樵)そうですね、例えば更年期障害が原因の場合には、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうききぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)という漢方をお勧めしたり、外耳炎が原因の場合には小柴胡湯加桔梗石膏という漢方をお勧めたりするなど、原因となっている病気によって種類の異なる漢方を使用して症状の緩和を試みます。


牟田さん)そもそも「耳鳴り」を感じるとき、体はどのような状態になっているんでしょう?  


千代樵)そうですね、漢方には「気・血・水」という考え方があり、このバランスが崩れると体に不調が現れるといわれます。耳鳴りはこの「水」のバランスがくずれていると考えられ、それを「水毒」という言葉で表現します。


諸岡さん)たしか「水毒」とは「血液」以外の体の水分、つまり体液のバランスが、崩れている状態ということでしたよね?


千代樵)その通りです。例えば、メニエール病は内耳にリンパ液が貯まりすぎて、むくむんでしまっているんです。つまり「水毒」の状態にあたります。


諸岡さん)ということはその「水」のバランス状態を改善しなければなりませんね!


牟田さん)具体的にはどのような漢方があるのでしょうか?


千代樵)はい、「水」のバランスを整えるといわれる、苓桂朮甘湯や半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)を用いられる事が多いです。半夏白朮天麻湯は、普段から胃が弱く、頭痛、吐き気などがある方にお勧めです。


諸岡さん)実際に処方された漢方を服用する場合に気を付けることは何かありますか? 


千代樵)漢方は基本的に食前や食間に飲む方が速やかに吸収されます。食前服用とは食事をとる30分ぐらいまえに飲むことで、食間というのは食事の最中に飲むのではなく、食後2~3時間たってからと言う意味です。


諸岡さん)せっかくですから、効果的な方法で服用を続けたいですよね!


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・諸岡彩さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
実は200回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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