漢方よもやま話

3月の旬の食材(2015)

カテゴリー:食養生
3月の食養生
三月の「弥生」は、草木が弥(=いよいよ)生い茂る、春たけなわの月であることを意味します。厳しい寒さに耐え芽を出した春野菜は、生命力にあふれ栄養豊富で解毒や抗酸化力に優れています。発散力をより高めるために、「苦み」や「香り」を生かした調理法でいただくと良いでしょう。
3月の旬の食材と薬膳解説

菜の花:温性


ビタミン、ミネラルなどが豊富で、抗酸化作用があり、疲労回復や動脈硬化の予防にも役立ちます。また、花のつぼみにはこれから開花するための生命力が秘められ、ミネラルなどがバランスよく含まれ、子供の発育にもおすすめです。


春キャベツ:平性


本来の旬は冬で、巻きが硬く重たいですが、春キャベツは巻きがゆるく軽いのが特徴です。ビタミンUを含み、弱った胃腸を整えます。また、色素成分のフラボノイドやビタミンC、Eが豊富で、最近ではガンの予防としても注目を集めています。


にら:温性


ニラやネギ、ニンニクなどの特有の匂いはアリシンという成分であり、これは分解されやすいビタミンB1の吸収を高めます。ビタミンB1を多く含む食材と一緒に取ると良いでしょう。


たけのこ:寒性


食物繊維が豊富で腸の調子を整えるのに役立ちます。十六種類以上のアミノ酸が含まれ、そのうち六種類が必須アミノ酸であり、それを利用するためにはよく煮た方がよいでしょう。


はまぐり:寒性


水分代謝をよくしてむくみを取ります。また、肝機能を改善する作用があるので、二日酔いや目の充血に効果があります。


※体を温める性質のものを「温性」、体を冷ます性質のものを「寒性」、どちらでもないものを「平性」と表記しています。


この記事は漢方みず堂暦2015年3月号に掲載されたものです。
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