漢方よもやま話

2月の旬の食材(2015)

カテゴリー:食養生
2月の食養生
2月は立春を迎えますが、まだまだ寒く乾燥する日が続きます。乾燥するこの時期に猛威を振るうウイルスに負けないように、胃腸を整えて体力をつけ、粘膜を保護して免疫力を高める食材を心がけて取りましょう。
2月の旬の食材と薬膳解説

蓮 根:平性


秋レンコンはやわらかく、あっさりとした味わいであるのに対し、冬物は粘りが出て甘みが増します。体の熱を冷ましながら潤す働きを持つため、喉の痛みや咳、のぼせの改善に働きます。また、胃腸の働きを高めるため、食欲不振、慢性下痢にもおすすめです。


ブロッコリー:平性


つぼみの集まりを食べる「花野菜」の一種です。抗酸化作用のあるビタミンC、粘膜や肌を保護するビタミンAなど、開花に必要な栄養素がたっぷり含まれています。乾燥しやすい時期の風邪予防、美肌作りに効果的です。鮮度が落ちやすいため、早めに茹でて冷凍保存がおすすめです。


小松菜:涼性


鉄分やカルシウムの含有量はほうれん草以上であり、骨粗しょう症予防におすすめの食材です。風邪予防や美容に良いビタミンCも豊富に含みます。栄養を壊さず摂るためには、手早く炒める調理法が最適です。ほてりを緩和するほか、便秘の解消にも役立ちます。


豆 腐:寒性


秋から冬に旬を迎える大豆は、収穫後に貯蔵期間を経て、引き締まった豆になります。この大豆から作られた豆腐は、栄養価が豊富で風味の良いものができます。良質なタンパク質や脂質を含む他、女性ホルモン様の働きのあるイソフラボンも含まれ、美容と健康に良い食材です。


わかさぎ:温性


秋に脂がのった後、身が締まって適度に脂も落ちる冬から春先が旬といわれています。

良質なたんぱく質や脂質を含みます。うろこが少なく骨もやわらかいため、丸ごと食べて、カルシウムなどの栄養素を効率的に摂取しましょう。


 


※体を温める性質のものを「温性」、体をやや冷ます性質のものを「涼性」、体を冷ます性質のものを「寒性」、どちらでもないものを「平性」と表記しています。


この記事は漢方みず堂暦2015年2月号に掲載されたものです。
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