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『~2月は春~』

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『~2月は春~』

漢方的にも2月は動き始めの春。


2月はまだ寒くて感覚的には冬と感じる季節ですが、暦の上では春なのはどうしてでしょうか?


 


今回はこの「春」を漢方的にお話していきたいと思います。


 


春について書かれている最も古い書物は、今から2000年以上前に作られたもので、中国最古の科学書(医学書)の「黄帝内経」です。


 


その中では、旧暦の1月から3月まで(現在の暦では2月から4月にあたります)を春として位置づけていて、この時期を発陳(はっちん)と呼んでいます。


 


発陳とは、古いものを発散して出すという意味でもあります。


この時期は、天地の諸々のものが生き生きと発生して、つらなって繁栄しようと動き始める季節で、冬の間にしまい込んでいたものを伸び伸びとさせる時期です。


 


木であれば、芽を出してぐんぐんと成長し始めます。


もちろん人間も自然の一部ですので、植物と同じように季節の影響を受けます。


そのため春の養生法は、心身をゆったりとさせて、引き締めすぎないことです。


 


おおらかに過ごしましょうと言い換えることができますね。


 


植物も芽を出し始め、動物や虫も冬眠から覚めて活動的になる春。


 


人間も自然界と共に生きている。


そのため意欲が湧き、心も体も変化させやすい時期です。


 


今年こそは!と元日より気持ちを新たに誓いをたて何か始められた方も多いでしょう。


早起き、日記をつける、ダイエットなどいろいろあるかと思います。


現在毎日続いている方、はその調子です!そのまま続けていきましょう!


 


毎日続いていないという方は、今はまだウォーミングアップの段階で志を高める冬の時期と思っていただき、気持ちを大らかにして旧暦の1月1日(2月19日)からスタートしましょう!


 


(池田 章)


このコラムは漢方みず堂暦2015年2月号に掲載されたものです。
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