漢方よもやま話

1月の旬の食材(2015)

カテゴリー:食養生
1月の食養生
1月は「睦月」。一説によると家族や友人、知人が一同に集まって宴をする「睦び月(むすびつき)」の意と言われていますが、季節はまさに「寒」東洋の五臓で「腎」に分類されます。身体も本格的な寒さによりエネルギー代謝の低下が起こりやすくなるため、体全体に栄養を与える食べ物を多く摂るように心がけましょう。
1月の旬の食材と薬膳解説

大根:涼性


ルチン(ビタミンP)を含みビタミンCも豊富。またジアスターゼという酵素の働きにより消化を促進し、腸の働きを整えます。


里芋:平性


里芋特有のぬめりはガラクタンという炭水化物とタンパク質が結合した粘性物質によるもので、がんや潰瘍の予防に効果があると言われ、免疫力を高め、がん細胞の増殖を抑制に役立ちます。


白菜:平性


各種ビタミンを豊富に含み食物繊維も豊富なため、消化、整腸、便秘解消などに役立ちます。


柚子:涼性


栄養価は果肉より果皮の方が圧倒的に高く、特に多く含まれるリモネンという成分は健胃・整腸作用を有し、近年では抗がん物質としての効果も期待されています。


烏賊(いか):平性


イカは、低脂肪、低カロリー、高タンパクの優れた食材です。特にコレステロールを下げるタウリンやベタインを多く含みます。イカの骨は「烏賊骨(ウゾッコツ)」といい漢方薬の一部として、五臓の「肝」と「腎」を養い、抗精神作用、制酸作用、止血作用などに役立ちます。


※体を冷ます性質のものを「涼性」どちらでもないものを「平性」と表記しています。


この記事は漢方みず堂暦2015年1月号に掲載されたものです。
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