漢方よもやま話

12月の旬の食材

カテゴリー:食養生
12月の食養生
冬は蔵の季節と呼ばれ、つまり1年の身体の疲れを養生しエネルギーを補充し、身体を冷やさず無理をせず、来る春に向けて備える時です。そのため、生命エネルギーをため込む蔵の役割をする「腎」によい食べ物や温める根菜類をしっかり摂ると健康を維持しやすいです。
12月の旬の食材と薬膳解説

かぼちゃ(温性)


胃腸を丈夫にし、体力をつけます。かぜの予防に効果的で、冬至にかぼちゃを食べると身体が温まり、冬中風邪知らずといわれています。また、食物繊維も豊富に含まれているので、便秘の予防や改善に役立ちます。


さつまいも(平性)


食物繊維をはじめ、ビタミンC、ビタミンB群が豊富な野菜です。特に食物繊維は、いも類の中では一番多く、便秘の改善や予防に役立ちます。また、ビタミンCの働きで、肌のメラニン色素が減り、肌のハリも良くなると同時に、老化やガンの予防効果も期待できます。


ブロッコリー(平性)


腎機能を強化して、虚弱体質を改善します。β-カロテンやビタミンB群、ビタミンC、Eを多く含むほか、カルシウムやカリウム、鉄などのミネラル、食物繊維も豊富と、とっても栄養的に優秀な食材です。茎や葉も同様の栄養価があるので捨てるとこなしの野菜です。


アボカド(涼性)


「森のバター」と言われるだけのことはあり、果肉の約20パーセントが脂肪です。しかし、その80パーセントはリノール酸やオレイン酸という不飽和脂肪酸なので、コレステロールの心配もありません。むしろ、悪玉コレステロールを減らす効果があり、動脈硬化を予防し、老化防止に役立ちます。通年輸入されているのでスーパーでは年中出回ってますが、国産のアボカドを求めるのなら翌1月頃までとなります。


海老(温性)


鉄分とカルシウムが豊富に含まれています。腎機能を整え、老化を防ぐ とともに、強壮効果があります。アレルギー体質の方は控えめに。


 


※体を温める性質のものを「温性」、体をやや冷ます性質のものを「涼性」、どちらでもないものを「平性」と表記しています。


この記事は漢方みず堂暦2014年12月号に掲載されたものです。
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