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「漢方で健康!」~神経痛~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「神経痛」2014/11/19放送分

牟田さん)おはようございます。今週末は勤労感謝の日ですね。この日は働いている人に互いに感謝をする日とされています。三連休の真ん中でもありますし、ゆっくり温泉などへ出かけて体をいたわる一日に出来るといいですね。


諸岡さん)早速ですが、本日のテーマは何でしょうか?


千代樵)はい、今回のテーマは「神経痛」です。神経痛とは様々な原因により、末梢神経が刺激されて起こる痛みのことです。


牟田さん)中、高年の方によくみられる症状ですよね。


千代樵)そうですね。針で刺すような、焼けつくような痛みが特徴で、慢性化する場合もあります。


諸岡さん)それはつらいですね。「神経痛」は漢方ではどのように考えるのですか?


千代樵)はい、漢方では神経痛など体の痛みの事を「痺証(ひしょう)」といいます。痺(しび)れるという字と、証(あかし)という字で「痺証」と書くのですが、この「痺」という文字には、「つまって通じない」という意味があります。


牟田さん)ということは、漢方の基本である「気・血・水」の何かがつまっているんですね?


千代樵)その通りです。その気や血、水が何らかの原因でそこに止まったり、溜ったりする事によって「痛み」を生じているわけですね。


諸岡さん)その原因とはどんなものですか??


千代樵)はい。代表的なものの中に湿気と冷えがあります。湿気の場合、寒暖に関らず一年中痛いというのが特徴です。雨の日や天候が悪いと痛みが増したり、重くだるい痛みが長く続いたり、膝や足首に水がたまるなどの症状があります。


諸岡さん)その場合どのような漢方がいいのでしょうか?


千代樵)はい、その場合は体内の水分代謝を整えることが期待される「疎経活血湯(そけいかつけっとう)」や、むくみなどの余分な水分を体外に出して痛みを緩和する「薏苡仁湯(よくいにんとう)」などを良く使います。


諸岡さん)わかりました。では、もう一つの原因である「冷え」の場合は、どのようなメカニズムで痛くなってしまうのでしょうか?


千代樵)はい。神経痛は秋や冬に症状がひどくなることがあります。健康な人でも「冷え」を感じると血管が収縮してしまいますが、「寒さ」や「冷え」に弱い方は気や水の流れが阻害されてしまい、痛みが生じてしまうのです。


牟田さん)では、「冷え」の場合はどのような漢方がいいのでしょうか?


千代樵)はい。体を温めて痛みを和らげる「五積散(ごしゃくさん)」や水分代謝をよくして体を温め痛みを和らげることが期待される「桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅっぶとう)」などがお勧めです。


諸岡さん)わかりました。では最後に、日常で気を付けるべきことなどがれば教えてください。


千代樵)そうですね。体を冷やすような生野菜や水分の摂りすぎには注意が必要です。神経痛の症状がある方は野菜は根菜類、飲み物はしょうが湯や甘酒などホットなものがいいですね。


諸岡さん)ありがとうございました。あせらずじっくり、日常生活や体質から改善していくことが大切ですね。


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・諸岡彩さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
実は200回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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