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『~お風呂とリラックス~』

カテゴリー:漢方コラム
漢方コラム
漢方みず堂の漢方専門相談員が漢方にまつわるお話をしています。
それぞれの個性あるコラムをどうぞお楽しみください。
『~お風呂とリラックス~』

窓辺から差し込む日差しはあたたかいものの、朝晩は本当に冷え込んできました。


いよいよお鍋やおでんの季節、到来です!


 


おでんと言えば・・・。


あるアンケート調査では、好きなおでんの具ランキング1位は北海道から九州まで、日本のどの地方でも「大根」とのこと。


皆さんはいかがですか?


 


さてそのおでんにかかせない大根ですが、実は、その青々とした葉っぱにこそ寒い冬を過ごすための昔からの知恵があるんですよ。


 


大根の葉を乾燥させたものを「干葉(ひば)」といい、これを入れたお風呂は「干葉湯(ひばゆ)」と呼ばれ、温泉効果が期待できるといわれています。


それは、大根の葉には塩化物や硫化イオンなどが含まれており、これらはなんと温泉の成分と同じとのこと。


そのため、お風呂から上がった後もほんとうにびっくりするくらいポカポカが長続きします。


これから手足が冷たくて寝つけない、重ね着しても温まらない、そんな方には嬉しいですね。


 


干葉の作り方は簡単。


大根の葉を切ったらざるにいれて風通しの良いとこで一週間陰干しすれば出来上がり。


大根一本分の程度の葉を綿袋に入れて、水を入れた鍋の中で20分ほど加熱して煎じ液を作ります。


この煎じ液を浴槽に入れればOKです。


今年の冬は、葉っぱつきの大根を買って、ぜひおでんと温泉気分を一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?


 


でもちょっと作るのは面倒…な方は、漢方みず堂オリジナルの和漢浴がおすすめ。


とにもかくにも身体を暖めることを目的にした「暖」と、代謝やデトックスを促しながら身体を暖めることを目的にした「代謝」の2種類が揃っています。


「暖」には生姜や艾葉(ヨモギ)や陳皮(みかんの皮を干したもの)」など血液の流れをよくするような六種類の生薬、


「代謝」には桂皮(シナモン)、紫蘇や、ウコンなどの代謝をよくするような十一種類の生薬が入っていて、一回分ずつの煎じパック入りです。


これなら簡単に自宅で温泉気分♪生薬が塩素を吸着するのでお肌にも優しいですよ。


 


さて次に、どれくらの温度のお湯につかると、一番体にいいんでしょう?


結果的にいうと「自分の一番気持ちのいい温度」が一番よいお風呂だと言えます。


人それぞれ、熱め、ぬるめだと感じる温度には差があるので、気分がリラックスして気持ちいいな~と感じるのが大事です。


一般的には熱めの湯は42度以上、ぬるめの湯は38~41度です。


熱めの湯は、交感神経を刺激し緊張させるので、寝起きのボーっとしているときなど、目をシャキッと覚ますのによい温度です。


また、食欲を抑制する効果があるとも言われています。


逆にぬるめの湯は、副交感神経の働きを活発にさせます。


副交感神経はよくリラックス神経ともいわれますね。


それが良く働けば気分がリラックスするので、眠りにつく前の入浴に向いています。


ただこれからの寒い季節は温度にこだわらずしっかり温まるのを心掛けてくださいね。


 


何はさておき、思わず「ふぅ~」とため息がこぼれる至福の時。


それがお風呂。


一日の疲れをすべて出し切って、ポカポカが冷めやらぬうちに早めにお布団へ。


明日はまた元気にいきましょう!


(三谷 典子)


このコラムは漢方みず堂暦2014年11月号に掲載されたものです。
漢方みず堂暦は毎月1日に発し、漢方みず堂各店舗にて無料で配布しております。
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