漢方よもやま話

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「漢方で健康!」~咳~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「咳」2014/10/15放送分

牟田さん)おはようございます。10月も半ばにさしかかりました。寒くなってきましたが、風邪などひかれてはいませんか?風邪はひきはじめが肝心です。風邪かな?とおもったら無理せず早目に休養をとりましょう。


諸岡さん)早速ですが、本日のテーマは何でしょうか?


千代樵)はい、今回のテーマは「咳」です。今のような季節の変わり目は、かぜも引きやすく、喉に違和感を感じる方が増えてきます。


諸岡さん) 秋・冬は空気も乾燥しますし気になる季節ですね。


牟田さん) しかし、一言に咳と言っても痰が出たり、喘息気味だったり、鼻水を伴ったり、イガイガが伴ったりといろいろ症状がありますよね?


千代樵)そうですね。漢方はその方の症状に合わせて対応していきますので大丈夫ですよ。


諸岡さん)例えばどんなものがあるんですか?


千代樵)咳がひどく出て、黄色い痰がでるような場合には、麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)をよく使います。これは、気道を広げて、肺の余分な熱をとる効果が期待されます。そして咳の症状を和らげていきます。


牟田さん)熱が無いときの咳に対しては、どんな漢方を使われるんですか? 


千代樵)そうですね。熱がなくて切れにくい痰の場合は、麦門冬湯という漢方薬で喉を潤し、痰をきれやすくして、症状を緩和していきます。


諸岡さん)熱や痰の色・量が、見極めポイントになるんですね。


千代樵)そうですね。また、息苦しく、痰が多い方は清肺湯、咳き込んで眠れない方は竹如温胆湯などかなりの種類があります。


牟田さん)咳と言えば、喘息に悩まされている方も多いと思いますが、漢方ではいかがですか?


千代樵)喘息などで悩んでいるお子様の咳や痰には、神秘湯というものがあります。


牟田さん)大人の場合は?


千代樵)大人の方の喘息や鼻炎には、体質にもよりますが、小青竜湯加石膏なども使われます。これには、体にたまった余分な水分を取り除く作用が期待されます。


牟田さん)今日はいつにもましてたくさんの漢方の名前が出てきましたね~。


千代樵)そうですね。漢方で体質改善をしていくには継続することが大切です。長くかかることもあるかもしれませんが、ぜひお試しいただきたいです。


諸岡さん)日頃から気をつけることはありますか?


千代樵)咳というと喉を潤すため水分を取った方がいいと思いませんか?


牟田さん)はい。そう思ってしまいます。


千代樵)そう思いますよね、でもそれは控えた方が良いんですね。


諸岡さん)それは、どうしてでしょうか?


千代樵)はい、「咳が出る」状態は漢方では、体の水分バランスが崩れている状態であると考えます。余計な水分が胃や肺に停滞していると、それを排除しようとし咳が出ることもあるからです。


諸岡さん)そうなると、それ以上水分を取ってしまうと逆効果ということもなるんですね??


千代樵)そうですね。症状によっては、そうなることもあります。  


諸岡さん)わかりました。自分でできる対処も症状に合わせて違うので、気を付けなければいけませんね。ありがとうございました。


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・諸岡彩さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
実は200回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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