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「みず堂のなるほど漢方塾」~疲れやすい~

RKB毎日放送「みず堂のなるほど漢方塾」
毎週日曜日「サンデースイングライフ」内にて午前9時30分ごろからお送りしている「みず堂のなるほど漢方塾」の内容を一部改訂して掲載しています。
「疲れやすい」2014/9/7放送分

中嶋さん)河端先生、あかね先生おはようございます。


河端・福田)おはようございます。


中嶋さん)今日は「疲れやすい」というテーマ、私も年々疲れやすくなってきたと感じます。


福田)実は疲れやすいということでご相談にみえる方はとても多いです。 


中嶋さん)昔はこんなことなかったのにとか、元気なお友達を見ると羨ましかったりします。特に夏場は暑くて、だるくなりますよね。


河端)そうですね。暑くなるとからだに熱を持った状態になり、水分を多くとるので、胃腸系統はいつもオーバーワークとなり、消化能力が落ちて、食欲がなくなるのと同時に、栄養を運ぶ力が消化器系等にはあると漢方では考えますので、その運搬能力がなくなって、疲れやすくもなりますね。


中嶋さん)なるほど。言われてみるとその通りですね。あとはやはり暑苦しくて、寝不足にもなりますね。それも関係ありますか?


福田)そうですね、からだに熱があるとやはり寝不足になりやすいですね。これはイライラしたり、ワクワクした時に神経が高ぶって熱を持ってしまってなかなか寝付けないのと同じで、暑いと体の中に熱がこもって寝付けなくなってしまうんですね。


中嶋さん)なるほど。漢方の考え方って、自然の現象や理屈にきちんと沿って考えられているんですね。


河端)そうですね、漢方は自然科学といわれるように、非常に自然の状態を重要視しますので、季節や天気を考えて漢方薬を選ぶという特徴がありますね。したがって、同じ熱でも、風邪の時の熱と夏の時期の熱では全く違う漢方を用いるんですね。


中嶋さん)スゴイ昔の人の知恵で、理に叶っていますね。漢方薬は奥が深く、いつも感心させられますね。


福田)本当に漢方って理に叶っていますよね。でも使い方を間違えるとまるっきり違う効きかたになってしまうので、本当に専門的な知識があるところできちんと自分の症状を話して、選んでもらう事が何より大切ですね。


中嶋さん)それでは、漢方薬にどのようなものがあるのでしょうか?


河端)本当にたくさんの漢方薬を使いますが、例えば、比較的体力があり、のぼせ気味で顔色が赤く、イライラする傾向がある方の、不眠症やめまい、動悸、胃炎には、黄連解毒湯と言う処方が一番使われますね。一方で、暑気あたり、暑さによる食欲不振、下痢、全身倦怠、夏痩せには清署益気湯という漢方が使われます。いずれにしても、きちんと体質に合わせてお飲みいただくことが最も大切ですね。


福田)今年の夏は雨が異常に多くて、そんなに気温が上がりませんが、逆に気温差が激しくて体調を崩しやすくもなっているので、ぜひ一度ご相談いただくといいと思います。


中嶋さん)今日も大変勉強になりました。漢方って道理にかなっていて納得できますね。ぜひ一度疲れやすいという方は尋ねてみてはいかがでしょうか?


RKBラジオ「みず堂のなるほど漢方塾」では代表取締役河端と漢方専門相談員福田茜がパーソナリティの中嶋順子さんと分かりやすく漢方のお話をしています。
番組内では“厳しい河端先生”“やさしい茜先生”として月末恒例のリスナーからの質問コーナーでは毎月たくさんの質問をいただいています!(福岡1278kHz 北九州1197kHz 大牟田・行橋1062kHz)
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