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「みず堂のなるほど漢方塾」~寝汗~

RKB毎日放送「みず堂のなるほど漢方塾」
毎週日曜日「サンデースイングライフ」内にて午前9時30分ごろからお送りしている「みず堂のなるほど漢方塾」の内容を一部改訂して掲載しています。
「寝汗」2014/6/15放送分

中嶋さん)河端先生、あかね先生おはようございます。


河端・福田)おはようございます。


中嶋さん)先週はめまいについてお伺いしましたが、梅雨の時期は体の水の巡りが悪くなりやすく、めまいも悪化する方が多いということでしたね


河端)めまいは非常に多くの反響をいただきまして、それだけお悩みの方が多いということだと感じています。


中嶋さん)今日は、ちょっと珍しいテーマで、寝汗についてということですね。


福田)汗のご相談は非常に多いですが、汗も色々で手足にじっとり汗をかく方、噴き出すような汗をかく方、更年期の汗など様々ですが、今日は中でも一番注意をしていただきたい寝汗についてお話します。


河端)寝ている間に汗をかくということ自体で辛いというわけではないと思いますが、実は寝汗と言うのは漢方では「陰虚」「気虚」と言われ、ひとつの体の消耗を教えてくれるサインです。


中嶋さん)あまり良くないことなんですね?


河端)陰虚というのは、体の中の潤いがなくなってボヤが起きているような状態です。寝汗の他に、手足がほてる、微熱が続く、夜になると咳が出る、皮膚が乾燥する、喉が渇く、膀胱炎を繰り返すなどの症状が当てはまります。「気虚」というのはいわゆる元気がない状態で、汗が漏れ出てしまうという状態ですね。


福田)一つ一つの症状が激しくはないものの、火を消す水がない状態なので体内に熱がこもりやすくちょっとしたことで身体に不調が出るようになってしまいます。


中嶋さん)なるほど、火がボーボー燃えているというよりは、燻っているイメージですね?


河端)さすが、表現がお上手ですね!高齢者の方や虚弱体質の方に多くみられます。寝汗をかくような方は、朝起きてもなかなか疲れが取れていない、逆に起きた時から体がだるいという方が多いですね。


中嶋さん)そんな場合にはどんな漢方薬があるんでしょうか?


河端)体が弱っているのでとにかく補っていくことをします。寝汗の他に腰痛や髪が抜けたり泌尿器のトラブルがある方は六味地黄丸という漢方があります。不眠や貧血、大病をした後の方には加味帰脾湯といった漢方があります。


福田)陰虚や気虚の場合、年齢を重ねるにしたがって、または過労などが積み重なって徐々に陰虚になってきた場合が多いですので、やはりある程度時間をかけてじっくり体質改善していくといいですね。


中嶋さん)最近寝汗をかくようになってきたとか、ちょっとしたことで微熱が出たり、咳が長引いたり、激しい症状ではないものの何かすっきりしないような、体の中で何だか燻っているような感じの方に体質改善の漢方よさそうですね。


河端)その通りですね。年のせいだからとか、いつものことだからとあきらめずに、ぜひ漢方薬を飲んで元気にお過ごしいただきたいですね。


RKBラジオ「みず堂のなるほど漢方塾」では代表取締役河端と漢方専門相談員福田茜がパーソナリティの中嶋順子さんと分かりやすく漢方のお話をしています。
番組内では“厳しい河端先生”“やさしい茜先生”として月末恒例のリスナーからの質問コーナーでは毎月たくさんの質問をいただいています!(福岡1278kHz 北九州1197kHz 大牟田・行橋1062kHz)
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