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「漢方で健康!」~腰痛~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「腰痛」2014/6/4放送分

牟田さん)おはようございます。暑くなってきました。夏本番はこれからですが、熱中症には注意が必要です。こまめな水分補給を心がけましょう。


諸岡さん) 今日のテーマは何でしょうか?


千代樵)はい、今回のテーマは「腰痛」です。腰は上半身を支える「要」の部分ですのでトラブルが起きやすく、お悩みの方多いですよね。  


諸岡さん) そうですね。運動不足や加齢によって慢性的に腰が痛いという場合と、重いものを急激に持ち上げたときなどに「ぎっくり腰」になってしまい急に腰に痛みを感じるという場合がありますよね。


千代樵)はい。腰痛は、椎間板ヘルニアや骨粗しょう症、肝臓や子宮の病気が原因のものもありますが、今回は、何らかの検査をしても原因がわからないものを取り上げます。安静にしたり、温熱のシップなどで体をあたためると


症状が和らぐかが見極めのポイントです。 


牟田さん) 慢性的な腰痛で「体を温めると和らぐ」ということは、「血」が関係しているんでしょうか?


千代樵) そうですね。「血」だけではなく、漢方では腎臓や泌尿器、生殖器といった「腎」の動きの低下や、体液を示す「水」の滞りが関係していると考えます。


諸岡さん) それらに問題があると腰に痛みが生じてしまうんですね?


千代樵)そうです。痛みの緩和の為に、「血」・「腎」・「水」の状態を漢方で改善していきます。


牟田さん)  たとえば、「血」の状態の改善にはどのような漢方が使われますか?


千代樵) はい。この場合は五積散(ごしゃくさん)を使ったりします。これは血行や水分循環を改善し、また胃腸の働きを高めて、体の冷えや痛みを緩和するものです。


諸岡さん) 「冷え」というと、女性は夏場も冷房で悩む方が多いので、一緒に改善されると嬉しいですね。


千代樵)そうですね。女性の場合「冷え」に加えて生理に伴うトラブルを併せ持っている場合が多いのですが、その場合には「血」を改善する漢方の中で、婦人疾患によく用いられる「桃核承気湯」で体質改善を進めていきます。


牟田さん) なるほど。ところで、突然起こる「ぎっくり腰」は、「血」の状態の悪さとは違うように思いますが、漢方でも治療できますか??


千代樵)もちろん漢方での治療もあります。この場合、筋肉の緊張をとる「勺薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」を用いることでよい効果が得られることがあります。ただ、「ぎっくり腰」になってしまったら、まずは楽な姿勢で安静にすることが大事です。 


牟田さん) 「ぎっくり腰」になった人は、「立ちあがれないほど痛い」といいますから、できればなりたくないですね。


千代樵)日頃の生活の中で、腰を曲げる時は力を入れない。重い荷物を持ち上げるときは腰ではなくヒザを曲げるようにする。というのがポイントです。あとは、腹筋や背筋を鍛える事も大事です。そのためのウォーキングやラジオ体操はお勧めです。


諸岡さん) わかりました。重いものを持つときは十分注意が必要ですね。


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・諸岡彩さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
実は200回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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