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「漢方で健康!」~男性更年期~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「男性更年期」2014/5/21放送分

牟田さん)おはようございます。5月は季節の変わり目でストレスがたまりやすい時期です。その軽減には、旬の食材を食べることも良いそうです。今が旬のグリーンピースやアスパラガスなどをおいしくいただいて、心と体の健康を保ちたいですね。


諸岡さん) 千代樵さん,今日のテーマは何でしょうか?


千代樵)はい、今回のテーマは「男性の更年期障害」です。男性の更年期障害は、「LOH症候群」とも呼ばれ、2007年に病気と認められました。     


諸岡さん) それまでは、病気と認識してなかったんですね。 


千代樵)そうなんです。女性は閉経後という大きな変化の後に発症するので「更年期障害」というのがわかりやすいのですが、男性には閉経のような大きな体の変化がなく、症状もゆるやかに現れるので、認知されにくかったんです。


諸岡さん) そうすると、気がつかないまま苦しんでおる方も多いかもしれないですね。症状はどのようなものですか?


千代樵)最初は、原因不明の倦怠感が続く症状が現れます。そして、徐々に女性の更年期障害と同様、倦怠感やめまい、抑うつ、イライラ、不眠、筋肉の衰えなどが現れます。男性特有とされるのは、前立腺の疾患や性欲の減退などです。


諸岡さん) なるほど。女性の更年期障害は「女性ホルモン」の低下が原因ですよね。男性も「男性ホルモン」の低下と考えてよろしいですか?


千代樵)そうですね。男性ホルモン「テストステロン」は、筋肉の維持や認知機能、脂肪の蓄積を抑制したり、血管を拡張、血流を改善する作用があるのですが、これが減少すると抑うつ症状が現れます。また、テストステロン値が低い男性は、高い人に比べメタボになるリスクが3倍高いとも言われています。


諸岡さん) メタボにも影響があるんですね。 


牟田さん) 治療はどのように進めていくのでしょうか? 


千代樵)はい。西洋医学では、男性ホルモンの補充療法によって進めますが、漢方を使う方法もあります。


牟田さん) 具体的にはどのような漢方を使いますか? 


千代樵)そうですね、たとえば、メタボ体系の人で、ストレス過剰や過労でイライラする症状の場合、加味逍遙散や柴胡加竜骨牡蛎湯などで、鬱滞した気を巡られて、乱れた気を調整し、自律神経失調の改善をこころみます。


諸岡さん) 体に「気の乱れ」があると捉えて、漢方で整えていくんですね。


千代樵)そうですね。しかしこれは一例ですので、それぞれの症状によって適切な漢方がありますので、カウンセリングをしっかり受けてから服用してください。


牟田さん) わかりました。では、そもそも原因、男性ホルモンの低下を抑えるために、日常で注意することはありますか?


千代樵)はい。男性ホルモン「テストステロン」を下げる大きな要因は、加齢とストレスと言われています。忙しくても、ウォーキングなどの軽い運動ができる時間と睡眠時間は、意識してつくる事が大切ですね。


諸岡さん) うーん。確かに忙しいとおろそかにしがちです。でも、健康のためですから、意識してとりましょう!


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・諸岡彩さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
実は200回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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