漢方よもやま話

  • 「人間は食べ物のお化け」
  • YOMOYAMA > 
  • TOP > 

「人間は食べ物のお化け」

カテゴリー:漢方コラム
漢方コラム
漢方みず堂の漢方専門相談員が漢方にまつわるお話をしています。
それぞれの個性あるコラムをどうぞお楽しみください。
「人間は食べ物のお化け」

突然ですが皆さんは「人間は食べ物のお化け」という言葉を聞いたことが有りますか?自分はこの言葉を初めて聞いた時にショックを受けました。


極めて当たり前のことなのですが、私たちの身体は過去これまでに食べてきたもの、飲んできたものによって形作られていて、過去の食生活の歴史そのものであると言えますし、これまで食べてきたものでその方の体質も決まっていきます。


つまりは冷える性質のものばかりを食べ続けていたり、熱をもつ性質のものばかりを食べ続けていると、体質はそれぞれ冷えやすい体質、熱を持ちやすい体質になっていきます。


例えば極端に暑い地域や寒い地域で生活する方々は、その土地で取れる食物を食べる事によって自然に適応できる体質が作られています。


同じようにどういった食生活が私たち日本人に向いているのかを考えると、やはりその土地、その季節に採れた旬のものを食べる(身土不二)、命あるまますべてをいただく(一物全体)、これら自然のバランスを考えた食生活こそが理想であり、自然の造作物のひとつである人間のあるべき姿なのです。


具体的にはどのような食事が良いのでしょうか?結論から言うと日本人に合うのはやはり和食です。


特に主食については玄米食が一番理想ですが、難しいようであれば手軽な雑穀米「豊穣八穀」を使うのもおすすめです。主食という漢字は「主に人を良くする」と書きます。文字通り最も大切な部分なので是非取り組んで頂きたいところです。


実は冒頭の言葉を聴くまで自分自身食事についてあまり気にはしていませんでした。しかし、言われてみれば「なるほど、確かに。」と思い当たる部分がたくさん有りました。


よくよく考えてみれば食べたものが私たちの体を形作るなんて本当に当たり前のことですし、生きていく上でその「当たり前の習慣」こそが、一番大切な部分であると気づかされます。


その習慣もいきなり沢山の部分を変えようとすると難しいですが、「微差が大差」という言葉も有ります。毎日少しの事で良いので心がけられるところから始めてみると良いと思います。


病に負けない身体作りの第一歩!皆さんも是非スタートしてみてくださいね!


(瀧口 房男)


このコラムは漢方みず堂暦2014年5月号に掲載されたものです。
漢方みず堂暦は毎月1日に発し、漢方みず堂各店舗にて無料で配布しております。
当サイトに掲載している記事・画像等の無断転載はご遠慮ください。