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「漢方の不思議、漢方の当たり前」

カテゴリー:漢方コラム
漢方コラム
漢方みず堂の漢方専門相談員が漢方にまつわるお話をしています。
それぞれの個性あるコラムをどうぞお楽しみください。
「漢方の不思議、漢方の当たり前」

 


漢方って難しい…と思う方も多いかと思います。実は細かい事はよく分かっていません。


ただはっきりわかるのは、○○の症状・体質の人が□□の漢方薬を飲めば、良くなっていくと事実があるということです。


人間の体は未だ最新医学でも解明されていないことばかり。薬草一つの全成分だってまだわかっていない。


つまり、わかっていないものに対して、わかっていないものを使う。分かるはずもありません。


 


さて、漢方薬は2000年以上前から、数えきれないほどの人間に対して色々な実験が行われてきました。


その中で、よく解らないけれど確かに良くなる事例だけを積み上げてできた漢方医学。実はこれが漢方の一番の強みでもあります。


「人間」にしか試されてきていない事。そしてうまくいった事例を気が遠くなるほどの時間をかけて検証し続け、現在に伝わっています。


 


ですから、○○という症状・体質の「人間」には□□という漢方薬で良くなることは当たり前の事。


一方、新しく開発される西洋薬は、微生物や動物を経て、最後の最後に人間で試します。


極論を言えば、そもそも人間用に作られていないもの。副作用が出やすいのも当然です。


その分効き目が早く強いので、急を要する場合には必要ですが、長期間使うことは決して体に良いとは言えません。


 


そして、最後に大きな当たり前の事。人間は自然の一部であるということです。


宇宙の始まりから、地球はできて、生物が誕生して人間になりました。


人間をバラバラにしてしまえば構成元素は当然宇宙のものと同様です。同じ物質でできています。


ですから、宇宙の大きな流れ、地球の影響、自然の影響は当然受けて生きていますし、生かされています。


この大きな流れからはみ出しては生きてはいけない存在であることも忘れてはいけないことだと思います。


 


また、この大きな流れに逆らった時に病気になりやすくなります。逆に流れを戻していく事で病気も治りやすくなります。


ミクロでみるとわからないことだらけ、でもマクロでみると当たり前と思えるのが漢方。


心もミクロ視点よりもマクロ視点の方がより安定します。今日も生きていてよかったとしみじみ思ってみる事もその一つ!


今日も当たり前に皆様にとって良き一日でありますように。


(伏見 浩幸)


 


 


このコラムは漢方みず堂暦2014年1月号に掲載されたものです。
漢方みず堂暦は毎月1日に発行し、漢方みず堂各店舗にて無料で配布しております。.
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