河端孝幸の読む漢方

「雨の日を楽しく」

あめふり

北原 白秋作

1,あめあめ ふれふれ かあさんが じゃのめで おむかえ うれしいな
 ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

2,かけましょ かばんを かあさんの あとから ゆこゆこ かねがなる
 ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

3,あらあらあの子はずぶぬれだ やなぎの ねかたで ないている
 ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

4,かあさん ぼくのを かしましょか きみきみ このかさ さしたまえ
 ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

5,ぼくならいいんだ かささんの おおきな じゃのめに はいってく
 ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

あめのうた

鶴見正夫

あめは ひとりじゃ うたえない、
きっと だれかと いっしょだよ。
やねと いっしょに やねのうた
つちと いっしょに つちのうた        
かわと いっしょに かわのうた
はなと いっしょに はなのうた。

あめは だれとも なかよしで、
どんな うたでも しってるよ。
やねで とんとん やねのうた
つちで ぴちぴち つちのうた
かわで つんつん かわのうた
はなで しとしと はなのうた。

日々感謝

「あめふり」はよく知られている童謡です。皆さんも子供の頃にはよく歌われたのではないでしょうか。
ピッチピッチ チャップチャップ ランランランという擬態音語の絶妙な使い方。梅雨空でも、子供のようにその雨を楽しんでしまう。そんな無邪気さがあってもいいですね。

鶴見正夫の「あめのうた」も、とんとん、ぴちぴち、つんつん、しとしと。という擬態音語がつかわれています。
どこか鬱陶しい、気分が滅入るときには擬態音語を使うのがいいのでしょう。

中村天風師は、「晴れた日にはいいお天気で。雨の日にはいいお湿りで。決して下げずんだり、けなすような言い方はするまい。吾が口に悪を語らせまい」とおっしゃっています。どんな時も、雨が降るからこそ植物が育ち、地も固まる。風が吹くからこそ、次の日に爽やかさを運んできてくれる。そんなことを思いながら、日々感謝に満ちて過ごしたいものですね。