河端孝幸の読む漢方

別れと出会い

北海道旭川市

私が生まれた北海道旭川市は、年間積雪量の平均が743cmで、世界第二位。ちなみに世界第一位はというと、なんと青森市の792cmだそうです。
旭川というと、旭山動物園と共に有名なのは寒さ。日本の最低気温のマイナス41度の記録を持っているのが旭川市です。しかしこの記録は1902年だそうで、もうかれこれ百年以上前のこと。私が小学生の頃は、朝六時の気温がマイナス18.6度以下になると学校の始業時間が10時始まり、マイナス24.6度以下になると学校は休みとなっていました。毎年冬には5~7日程度の10時始まりの日と、2~3日の休みの日があったように記憶しております。もちろん今は温暖化でそのような日がぐんと少なくはなっているでしょうけれども。前日の夜に、明日の朝寒くなりそうというのは、子供ながらにもなんとなくわかり、ソワソワしていた記憶があります。

3月

そして、三月になると雪解け。この時も、子供ながらにウキウキワクワク。雪が解けていって、道路が見え、暖かくなってきているのを肌で感じ、いたるところに雪解けの水たまりができていて、長靴でピチャピチャ踏みつけて遊んでいたものです。
そしてもう一つ、三月は別れの季節。小学校六年間、中学校三年間。そして高校三年、短期大学、専門学校、大学でそれぞれの年数を経て卒業。「仰げば尊し」の歌詞にもあるように、いざさらばの寂しさがありつつも、次の学校への期待や不安も入りまじり、複雑な三月といえるでしょうか。

別れと出会い

別れがあって、出会いがある。別れがあるからこそ出会いがある。出会うためには別れが必要。会うは別れの始め。
最終的には同じような意味を持つ言葉でも、その並び順や言葉の終わり方によって、受け取る意味が違ってきますね。後に【出会い】を持ってくると、何か前向きな言葉に。【別れ】を後に持ってくると、何か無常感が漂います。
私的には、別れるのも縁、出会うのも縁。すべてはご縁でつながっている。と人生の節目を考えていたいなあと思います。別れがあったとしても、一緒に過ごした、一緒に話した、一緒に佇んでいたのは事実。ご縁をいただいたことに感謝し、また新たなご縁をいただける。また、ご縁をいただいても、いずれ別れがあるのもまた事実。いろいろな意味を持つバトンを受け、自分なりにこなし、次の世代へとつなげていく。どのようなバトンを受けても、自分なりに受け止めさらによりよくなるように熟考し、熟慮し、熟成する。若輩者の私が言うことではありませんが、それが人の生き様なのでしょう。

未来に向かって

そして、未来はいつも開けていて、明るいものだと考えていきたいものです。
自分のこれからの人生は明るい! 何があろうと明るい! 拓けるんだ!
いつも笑顔で朗らかに、清々しく。感謝とありがとうの精神をもって。

私は失敗したことがない。ただ、一万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。(トーマス・エジソン)

微笑めば友達ができる。しかめっ面をすればしわができる。(ジョージ・エリオット)