河端孝幸の読む漢方

今年の漢字「災」

今年の漢字は「災」

一年の世相を漢字一字で表現する「今年の漢字」は「災」と発表されました。
台風の被害や、記録的な猛暑。直近では12月に夏日を記録し、その2日後には例年よりも低い気温にもなりました。地震も多発しました。中でも、北海道での地震の被害は全道に及び、電気がストップして、停電状態が長らく続いたことは、記憶に新しいことでもあります。停電や断水は北海道のみならず、周防大島と本州を結ぶ大島大橋に、外国船が衝突して断水状態が続いたりもしました。日本各地でいたるところに災害が起こる可能性があるという事をまざまざと見せつけられた年だったように思います。
数千年前の人類よりも、今の人類のほうが災害に弱い。昔は土の中に穴を掘って暮らしていて、災害にあったらまた穴を掘ればいい。木を切ってきて火を起こせば事足りて、近くの小川で水分補給すればよかったわけです。今は小川の水は飲めず、一度壊れたものの修復にかなりの時間を要し、電気、ガスがなければ火も起こせない状態。これが過ごしやすさとの引き換えに、文明がもたらしたものなのでしょう。
地震、雷、火事、おやじ。このうちの地震以外は文明の発達によって予知できるようになり、不注意を無くすことで防げるものでもあります。
最も、住宅を作る際の宅地や、橋を作る際の高さや、原子力の問題でも、グランドデザイン能力つまりはあらゆる要素を検討しつくして、最終処理まで考え、物事を決めていくというものが大切だと思います。

手段と目的

さて、最近ある団体の幹部の方と話す機会がありました。
その団体が、新たにサイトを立ち上げる。そのために会費を募るとのこと。しかしそのお金が集まらないと愚痴をこぼしていました。
サイトの費用もさることながら、どのようなサイトを作るのかも聞いていくうちに、何のためにサイトを立ち上げるのか。それをやることで、皆さんが喜ぶのか。本来の自団体の目的は何なのか。そのような話をさせていただきました。
人間は、得てして、手段と目的をはき違えてしまう。
何のために。誰のために。なぜそれをやるのか。やる意味は何か。そんなことをしっかりと考えなければ、本末転倒となってしまうのだろうと思います。

物事を興す時の考え方

物事を興す時の考え方は
何のためにやるのか。
誰のためにやるのか。
なぜやるのか。
今自分がやっていいことなのか。

緊急性と重要性。そして大義名分。そのような事が必要なのでしょう。
木だけを見て、森を見ずの状態にならぬよう、全体像をいかにしっかりと描けるか。その全体像を作ることに細心の注意を払い、精魂込めて描き尽くし、それが決まれば一気呵成に。そして止める時の止め方までも検討すべきですね。