河端孝幸の読む漢方

盛和塾大会にて

盛和塾大会にて

先日、稲盛和夫氏主宰の勉強会の大会を見学してまいりました。
4700名の参加者に圧倒され、その懇親会場、昼食会場の広さにも圧倒され、その料理を作る方々のご苦労もいかほどかと感慨深いものがありました。
その会場で、稲盛氏の著作本が所狭しと販売されており、その中の数冊を購入してきました。
もちろん稲盛氏の本は初めてではないものの、改めて読んでみると、とにかくすごいなあという感触がありました。私も年を重ね、稲盛氏の端々の言葉を敏感に感じられる年となったこともあるかもしれませんが、この感触というのは、松下幸之助翁が書かれた本に匹敵するような感じを持ちました。

「ど真剣に生きる」より

特に「ど真剣に生きる」という本の中に書かれていて、私が非常に共鳴あるいは、心に沁み、教訓となった言葉を紹介いたします。

抜粋>>>自分を犠牲にして、ひたすら会社と社員のために尽くすこと。そういう奉仕の精神がなければ経営者(リーダー)は務まらない。

私も経営者の端くれとして、今までもそのようにしてきているつもりですが、社員一人一人に気を配らなければいけないと改めて思っております。まだまだ小さい会社で、GT店(一般的にはFC(フランチャイズ)店ですが、弊社では「Growing Together」 の頭文字でGT店と表現しており、ともに成長しよう!という意味で使用しております)含めても50名弱の社員数なので、社員一人一人の顔が思い浮かび、その人が今どのようなことを考えているのか、健康か、ご家族は元気か、そして何より仕事は楽しいか、みんなと仲良くやっているか、そんなことをいつも考えています。

抜粋>>>リーダーが持つべき人間性は、まず謙虚であることだと思いますね。才能があればあるほど素直で謙虚な人間性をベースに持った人、もっと言いますと、自分自身を大事にする意識をあまり持たない人。つまり無私であるという事が求められますね。経営の世界であれ何であれ、どんな集団でも長になろうと思われる人は、自分というものを大事にしてはならんのです。勇気がいると思いますが、自分というものをないがしろにしてでも、自分が率いる集団のことを最優先して考えられなくてはいけません。

私自身まだまだこの域には達していませんが、謙虚で正直でないと人はついてこないし、無私の心、無私の行動ができなければ人は納得してくれないのだろうと思います。人の嫌がることを率先して行い、社員を守るという心意気がないといけないのだと思います。

考え方×熱意×能力

この本ではありませんが、稲盛氏が話される有名な方程式をご紹介します。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

熱意・能力は、100点満点で、0~100まで差が出てくる。しかし考え方は、マイナス思考であればマイナスが付きどんなに能力熱意があっても、考え方がよこしまな考えであったり、ネガティブであったりするとすべて結果はマイナスとなり、惨めでつまらない、寂しい人生となってしまう。
「人生は心ひとつの置き所」これは松下幸之助翁も稲盛和夫氏も会員であった天風会の創設者、中村天風師が言われた言葉。

稲盛氏の心の師

稲盛氏の会社が作られた、セラミック製人工膝関節に薬事法違反の疑いをかけられた時、稲盛氏の心の師である、京都円福寺西片擔雪(にしかたたんせつ)猊下は、「それはしょうがありませんな、稲盛さん。苦労するのは生きている証拠です。死んだら、そんな目にも遭わないのですから、いいじゃありませんか。災難に遭うのは、過去に作った業が消える時です。どんな業があったか知らんが、その程度で業が消えるなら、赤飯でも炊いてお祝いせんといかんですな」と言われたそうです。
すごいですね。業が消える。今までのしがらみがいっぺんに消え去る。新たな一歩を歩んでいける。どんなことでもすべて前向きに考えなければいけないという事を、見事に言い表した言葉ですね。

人のため、世のため、一途に自分の仕事を全うすること。それが幸せな人生を送る最も大切なことだと今更ながら感じるのです。
読まれた方のお役に立つことができれば。合掌