河端孝幸の読む漢方

野性ということ

野性とは「異様なまでのこだわり」

最近私が心にとめた言葉。それは野性という言葉でした。
ユニ・チャームの高原社長は、日本経済新聞のインタビューで、今の時代を乗り切っていくリーダーに必要な素養とは何でしょうか?という質問に、それは、「理性・感性・野性」と言われており、特に今の経営者に足りないのは、野性でしょうと話されました。
高原社長が言われる野性とは、「異様なまでのこだわり」という意味だそうです。
また、「時短みたいなことばかりに目が向いてしまうことには、危機感もあります。やはり、時間を忘れてやるくらいの偏執的要素が根底になければ、イノベーションは生まれません。」とも話されております。
様々な意見があるでしょうけれども、まあいいやこのくらいで。とか、こんなもんかな。とか、どこか限界を自分自身で作ってしまっている。それではイノベーションがおきないと言われているのだと思います。

こだわって、こだわりまくる

これは経営者ばかりに限ったことではありません。
商品開発、販促物、広告宣伝はもちろん、経理や人事・総務、あたりまえに営業にもすべてあてはまることだと思います。
とことんこだわり、自分が本当に欲しい商品を作る事。自分が本当に欲しい接客をする事。自分が在ったら嬉しいなと思う帳票や、コトを作ること。
徹底して深く考え、考えたらまた新たにこだわらなければいけないことが見えてきて、さらにそれを実行したら次のこだわりが見えてくる。これでもか、これでもか。そのこだわり続ける時には、文字通り寝食を忘れるくらい集中する。
このこだわりがある人の発言は、たとえ、同じ言葉を発していたとしても、どこか心に響く感じが違ってくるものです。こちらが反論できなくなってくる。
そうでない人の言葉というのは、どこか軽くて、美辞麗句を並べただけのように感じてしまう。
こだわりがあるからこそ、その言葉に魂が宿り、言霊となる。文章にするならその文章にも文霊が宿る。だから相手を引きつけ、実績的にも伸びてくる。オーラが有る無しというのも、つまるところこの野性味なのではないかと感じます。
こだわって、こだわりまくる。
自分の人生の経営者は自分なのですから。どんな幸福に、どんな人生に、どんな自分になりたいのか、深く深く考え深耕して、こだわることが幸せにも繋がっていくのだろうと感じます。

感じる強さ

違う観点かもしれませんが、行徳哲男氏の講演で、「野生のエネルギーを取り戻せ」というのがあります。
「感動というのは『論語』から出た言葉で、もとは「感即動」です。感じることは即ち動くこと。感じさせることが動かすことなんです。人の悲しみを自分の悲しみとして感じ、自分の喜びを人の喜びとして感じ取らせる。そういう熱情を持った「感性型」のリーダーこそが、いま、強く求められているのではないでしょうか。」とおっしゃっています。
私的に考えると、
1、とりつくろわないこと。
2、本来の自分を出し切ること。
3、あるがままの自分でいること。
4、それが一番楽だということを知ること。
5、嘘偽りなく、心から楽しいと言い、嬉しいと言うこと。
6、強く強く信念を貫き通すこと。
7、自分自身がどう感じるか。
8、震え、鳥肌が立つくらいこれだ!と思えるくらいまで考え続けること。
そういったことが野性ということだと思います。その自分自身の感じる強さが相手を感じさせ行動を起こさせることなんだと思います。