漢方みず堂ブログ

卵巣摘出後の生理不順が漢方で整った!

卵巣摘出後の生理不順が漢方で整った!

卵巣嚢腫で片方の卵巣を摘出

45歳女性。5年前に片方の卵巣を摘出し、その後多目だった経血が減ったのはよかったが、2年前から急に生理が来ない月が出始めた。病院に行くとホルモン剤を出され、生理は来るがだらだら続き、今度はそれを止める為の薬。するとまた生理が来なくなるという繰り返し。

思い切って一切の薬を止めて1年、少しずつ体内のホルモンバランスも整ってきた為か毎月生理が来るようにはなっているが、期間が4日で終わったり量が減ってきたことでもう生理があがってしまうのではないかという不安とともにいらっしゃいました。

体質は、貧血気味、肩・首・背中のこり、下半身の冷え、夕方足の浮腫み、皮膚の乾燥、膨満感、お通じ2日~3日に1回固め、生理25日型、今までは多めで血塊あり。職場が大変ハードなところで、休みもほぼ無く体は大変疲れていました。

卵巣機能は複雑

卵巣は2つあり、排卵は通常1つなので、毎月どちらかの卵巣から排卵されます。一説によると、若いころはそれがだいたい左右交互のことが多いが、年齢を重ねるとランダムになると言われています。

卵巣を一つとっても、毎月残りの1つの卵巣から排卵されれば、毎月生理があります。もちろん、2つあったものが1つになり、その分休むことがないため負担がかかるのは否めません。そうすることで卵巣機能が落ちることもありますし、年齢と共に機能が低下するのも自然な流れです。

その一方、卵巣機能というのは非常に複雑です。卵巣からは2種類のホルモンが出ますが、その司令塔は脳の視床下部で、さらにその仲介を脳下垂体が担っています。脳の視床下部はストレスの影響を大変受けやすく、ストレスによる生理不順はこの視床下部の問題です。

補腎と疏肝

非常にストレスの強い生活をしていること、卵巣を1つ摘出していることから、ストレスによる体の流れの滞りを取る「疏肝」と卵巣機能自体を高める「補腎」を目的とした漢方を飲んでいただきました。

漢方の煎じを始められ次の日に生理が来てその量が多くビックリされていました。さらに今までは体がズッシリ重たく感じていたのが取れてきて体調が良くなっていくのを実感されたそうです。その後は生理も安定され順調に続いています。

ホルモン剤の弊害

生理不順で病院に行けばホルモン剤が出されます。無月経が長く続くと子宮が委縮してしまうため、緊急的に生理を起こさせることも時には必要です。

しかし、先ほども解説した通り女性機能は大変複雑です。不足しているものを補えばいいという単純なものではありません。しかも、女性ホルモン剤は副作用もあり、特に血栓ができやすい=血がドロドロになりやすいという弊害があります。子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮内膜症など婦人病の多くは漢方では瘀血(血がドロドロ)と考えるため、ホルモン剤を服用することは瘀血体質に拍車をかけることになります。ぜひ根本的な体質改善の漢方薬をおすすめします。

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