症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2019/12/23 (月)

結婚3年、待望の赤ちゃん。心音を聞いて涙!

夫婦一緒にが理想

赤ちゃんが欲しいと言われてくる方の半数の方はご夫婦ご一緒に来られます。特に30代前半の方は多いように感じます。

この方も結婚3年たって、30歳前半。ご主人に少し精子の運動数が少ない事は見られるものの、その他は問題なし。

奥様は生理痛が激しい時、ない時、生理時の血液量の差も激しく、生理不順もあるとの事。

まずは瘀血の解消

ご夫婦ともども漢方薬をスタートしてもらい、奥様は1か月目の生理時に1日目だけ激しい出血量と、生理痛。しかも血の塊がどろっと。2日目以降は痛みも量的にも普通となりました。

漢方的には体の中の古い血だったり、滞った血、いわゆる瘀血が出たと思われます。

心音を聞いて涙!

その後は順調に体調もすこぶる良くなり、ついに6か月目に妊娠!!

奥さんが心音を聞いたときに涙がでました・・・・。と。

きっと無事生まれてくることでしょう!

妊娠前と後では違う漢方

この方ももちろんそうですか、妊娠されるまでと、妊娠後は違う漢方を使います。

妊娠前は、血液の流れを良くする漢方が主体。

それに対し妊娠後は血液を補う漢方が主体。

妊娠前の漢方をそのまま飲んでいたら、確率的には多くないものの、流産の恐れがある漢方もあるので、しっかりと漢方専門のところでご相談を!