麻黄附子細辛湯で良くなると複雑な気持ち

麻黄附子細辛湯で良くなると複雑な気持ち

麻黄附子細辛湯で良くなると複雑な気持ち

風邪が良くなったのに嬉しくない!? 風邪の漢方薬の選び方。

 

もうずいぶんと前の話しですが、あるDrとのお話です。

インフルエンザが多くなり、もちろん風邪をひいた方を多く診られるDrは

やはり風邪にかかり易く、でも診察しないといけないので薬を飲んでがんばってお仕事をされています。

ある時お話しする機会があり、風邪をひいて辛そうでした。

 

Dr:いや~どうしても風邪をもらうんだよね。

インフルエンザではなかったからよかったけど、なかなか治らないんだよね。

 

私:そりゃ大変ですね。病院内の加湿と、お薬は飲んでないんですか?

 

Dr:湿度はどうしても出入りが多くてなかなかうまく加湿できないね。

薬は飲んでるよ。でもなかなかだよね。

抗生剤と抗炎症剤、去痰剤と・・・

あとは葛根湯も飲んだけど。

 

私:よくならなかった?

 

Dr:そう。忙しかったし、休めなかったら倍量ね。

3回目飲んだ時はさすがに動悸したよ(笑)

 

私:風邪ひいてどれくらい経つんですか?

 

Dr:葛根湯は引きはじめに飲んで、今は飲んでない。

3日前かな~。今は柴胡桂枝湯飲んでる。

葛根湯の後、麻黄湯1回飲んで、小青竜湯もダメで・・・

 

私:まだ寒気はするんですか?熱は大丈夫ですか?

 

Dr:まだ少し寒気はあるんだよ。でも熱が上がらなくてね・・・

 

私:先生、申し訳ないですが・・・麻黄附子細辛湯は試されましたか?

 

Dr:いやまだ。そっか・・・

 

2日後Drのもとを訪れました。

こちらを見てちょっと苦笑い。

 

Dr:良くなったよ!はぁ・・・

 

私:効いたんですね・・・(苦笑)

 

 

どうして良くなったのに嬉しくないんでしょう???

 

漢方薬は体質に合わせて飲む。

 

葛根湯、麻黄湯、小青竜湯は実は同じグループ。

風邪の引きはじめに飲むのですが、条件は

「抵抗力が整っている体力のある人」

なんですね。

 

ではこのDrが飲んだ麻黄附子細辛湯は???

これは「抵抗力が低下した人、体力が低い人」が対象で、

漢方を使う上で大きく解釈すると「老人の風邪薬」という位置づけにもなります^^;

 

麻黄附子細辛湯は、

葛根湯と同じように寒気や頭痛、咳などは同じように症状として出るのですが、

違いは熱があまり上がらず、喉から症状がくるのが特徴で、

ほとんどの方が風邪をひくと長引くと言います。

最近は不摂生や薄着、睡眠不足などで体力や免疫力の低下が原因で

この漢方薬を使うことが増えていますが。

 

良くなったのに、ため息をついたのはどうしてか?

分かったと思います。

 

おそらくDrも認めたくなかったのでしょうね^^;

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