症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2019/12/24 (火)

漢方で喘息と花粉症を克服、定年も見送り!

60歳男性

おととしの秋、風邪をひいてから咳が止まらない。そしてまた風邪をひき、ずっと咳がとれず仕事場で緊張・乾燥しているとさらに咳がでる。レントゲン検査では肺に痰がたまっている状態で毎回決まって吸入や点滴の繰り返し。そして40年来の花粉症がある。

症状を取る漢方から体質改善の漢方へ

まずは何よりも辛い症状を和らげることを中心に。肺にこもった熱をさまし、咳を鎮める漢方を飲んで次から次に出ていた咳は一か月ででなくなりました。

しかし、ここでちょうど花粉症のシーズン。今度は鼻水、くしゃみ、鼻の奥が痒いなど夜も眠れないほどお辛い花粉症の症状。 花粉症に即効性のある漢方を加え、なんとか花粉シーズンを乗り切り、漢方生活3か月が経とうとする頃花粉症も次第に落ち着いてきました。

症状が落ち着いてからは本格的に体質改善の漢方へ切り替え。漢方には一時的に飲んで即効性のあるもの、長く飲んで体質改善をするものと、色々あります。症状が治まったからと辞めてしまうと、また翌年症状が出ることになります。

辞めようと思っていた仕事も継続

初めてお会いした時は話している間もずっと咳が続いてお辛そうだったのが、毎月どんどん元気を取り戻し、とても真面目でかたい表情もほっこり笑顔に。

体調が良くなったことで今までずっと控えていた人付き合いやお酒も再開、走ることも好きでマラソン大会まで参加!日々楽しく過ごされている姿がとても輝いています。 定年を迎えられる年齢ですが、やめようと思っていたお仕事も継続に。「こんなに体調がいいのは何十年かぶり!」と毎回元気なお顔に私が元気をいただいています。