漢方みず堂ブログ

新型コロナウイルスの予防に役立つ情報

新型コロナウイルスの予防に役立つ情報

1月31日に、WHOが“緊急事態”を宣言した新型コロナウイルス。
日本でも感染報道が連日続いており、人ごとではなくなってきています。武漢の方々の不安と、医療現場の方々の苦労を考えると、胸が痛くなります。
新型のコロナウイルスも、これまでのコロナウイルスと同じように、重症化するのは高齢の方や基礎疾患(糖尿病・高血圧・心臓や腎臓の疾患など)がある方ではないかと言われています。
特効薬やワクチンがなく、対症療法しかできることがないため、予防は必須であり、やはり「免疫力」が特に重要です。
免疫力UPと予防の観点からできることをご紹介します。

「免疫力U Pの養生法」

①睡眠は必須!できれば8時間!そして朝日を浴びる!
寝ている間に免疫力は高まります。肺の潤いも保てますので肺炎予防にもなります。朝日にはたくさんのエネルギーがあると漢方では言われていますので、是非早起きを!
睡眠に不安がある方は漢方で個別にご対応させていただきますので、是非ご相談ください。
②食事は腹八分目。良く噛む。そして温かいものを。
胃腸に過度の負担がかかると、栄養や気力を作る力を低下させます。断食が免疫力を高めるという論文もあるくらいです。食べすぎるとだるくなりますよね。それは、消化するためにエネルギーを過度に使ってしまうからなのです。食べることより、食べ過ぎないこと!
③“首”を冷やさない。
漢方では、あらゆる邪気は首~肩甲骨のあたりから侵入すると考えられています。
④加湿
最近では、インフルエンザウイルスは湿度が高くても活動低下しないが、加湿することで喉の繊毛の働きが活発化し、いわゆる喉の免疫力を上げると言われています。短期的には、部屋の加湿よりも喉の加湿が大事です。こまめに水をとる(ガブガブ飲むと胃腸が弱るので、ちょこっと喉を潤す程度)、のど飴を舐めることは有効です。

※長期的には、エアコンの使用のしすぎで肺は乾燥してしまいます。やはり部屋の湿度にも注意していただきたいです。エアコンや加湿器のお手入れは十分にしてください。空気が汚れていては逆効果です。また、運動も◎!漢方では、運動することで「肺」が強くなり、体の表面を守る「衛気」という防御機能も高まります。外部からの邪気の侵入を防ぐので、あらゆる風邪を引きにくくなります。

「免疫力UP・予防におすすめアイテム」

①プロポリス飴
のど飴を舐めることで喉の加湿ができ、ウイルス排除に一役買ってくれます。プロポリスは抗菌、抗ウイルス、抗炎症などの作用を持ち、古代ローマ時代から薬用として用いられてきました。
②漢命水
霊芝や冬虫夏草が主成分の商品です。霊芝は免疫力を上げる生薬として漢方の世界では非常に有名です。冬虫夏草は特に肺など呼吸器系統を強くするといわれています。「上薬」や「アダプトゲン」にあたり、副作用が全くなく、誰が飲んでも良く、長期間多く摂っても全く問題ありません。西洋薬にはない、漢方ならではの免疫力強化の妙薬です。
③デイリーミスト
天然の除菌スプレー。通常のアルコール消毒では対応できないものでも幅広く対応しています(ノロウイルスなどにも効果あり)。弱酸性で、肌荒れしにくいです。医療現場では、頻回の手洗い・アルコール消毒で手が荒れ、傷などに細菌やウイルスが付着しやすくなるというジレンマが起こっています。デイリーミストは手荒れしにくいため、病院や介護施設などでも採用されています。長期保存でも劣化せず、濡れた状態でも効果があります。空間除菌にも。
④TAKEFUのマスク
敏感肌でマスクが苦手という方に。竹の繊維で織り込まれた生地で作っており、繊維自体に、抗菌性や保湿性があります。シルクのように柔らかいため、つけ心地が良く、マスクの中は適度な湿度に保たれます。長時間つけても嫌な臭いがしません。(2月3日現在店舗によっては欠品しております)
⑤ 板藍根(ばんらんこん)
インフルエンザの季節にはご愛用者がいらっしゃいます。2003年、SARSが流行した際に中国で需要が高まり、有名になりました。漢方では、インフルエンザや日本脳炎など高熱や頭痛、耳下腺炎など炎症が酷い時に「清熱涼血解毒」の目的で使用します。基礎研究においても板藍根は抗菌作用の幅が広く、多種類の細菌の増殖を抑制することや、多くのウイルスの働きを抑制し、インフルエンザウイルスの増殖も抑制することが報告されています。日々お茶のように煮出して飲む他、顆粒になったものもあります。(2月3日現在メーカー欠品中で、お取り寄せにお時間いただきます)
⑥ 銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)
新華社通信が双黄連口服液という漢方が新型コロナウイルスを抑制すると報じ、薬局には中国人が押し寄せる騒ぎとなっています。金銀花・黄芩・連翹という生薬が入ったもので、どれも板藍根同様、清熱解毒作用があります。
日本でも有名な喉の炎症に効く「銀翹解毒散」には金銀花と連翹が配合されていますので、喉が痛いなと思った時には早めに飲むと良いでしょう。

清肺排毒湯について(2月26日追記)

2020年2月17日に、中国政府機関の一部門である中国国家中医薬管理局が、新型コロナ対策として発表した清肺排毒湯についてのお問い合わせが多く寄せられております。
「清肺排毒湯」は中国独自のもので、日本にはございません。
この方剤は、麻杏甘石湯、小柴胡湯、五苓散、射干麻黄湯という4つの方剤を組み合わせて作ったもののようです。
このうち、射干麻黄湯だけが日本ではお取り扱いがないものになります。
麻杏甘石湯、小柴胡湯、五苓散は漢方みず堂でも常時扱っております。射干麻黄湯の代わりに、銀翹解毒散や小青竜湯、麦門冬湯、杏蘇散、霍香正気散あたりを症状や体力の有無などに合わせて用いると良いのではないかと思います。

漢方と言えども、使い方を間違えると効果がなかったり、副作用が出たりします。
清肺排毒湯の内容としては、発症初期〜中期で体力がまだ残っており、肺に炎症が強く、比較的粘度の低い(さらさらした)痰がある場合に良さそうです。新型コロナウイルスは空咳で痰がない方もいると聞きますので、その場合はこの漢方は逆効果になるだろうと思います。
予防的に長期間用いるものではありません。(脱水や体力低下につながる恐れがあります。)

コロナウイルスの症状は人によって本当に様々のようです。
熱が高く出る方、軽い風邪程度の方、無症状の方もいます。漢方では、それは体力や抵抗力・体質の違いによると考えます。通り一辺倒の漢方ではなく、その方の体質と症状に合わせたものを用いるのがベストですので、気になる症状がある方はご相談ください。コロナウイルスに限らず、普通の風邪でも初期の段階で早めに漢方を服用することで、悪化せずにすみます。お電話でのご相談、漢方薬のお送りも承りますので、外出が心配な方はお電話でご相談ください。

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