河端孝幸の読む漢方

アレルギーについて

原因物質は?

いよいよアレルギーシーズンですね。
PM2.5や黄砂だけでなく、様々な環境化学物質、さらには、粉じんやほこり、動物の毛やダニなどなど。食べ物に関しては、アレルギーを起こしやすい特定原材料7品目が制定されており、小麦、卵、乳、エビ、カニ、そば、落花生がその7品目にあたります。
これ以外にも、食物アレルギーを起こすことが明らかで、重篤な健康危害が継続してみられるが、特定原材料に比べると少なく、法令で定めるには今後の調査を必要とするものとして20品目が特定原材料に準ずるものとして制定されております。その20品目とは、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、 牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンです。
さらにはある種の医薬品だったり、虫だったり、化学繊維だったり、アレルギー物質は無尽蔵といえるくらいありますね。このように様々な食べ物や物質がアレルギーを起こすため、今では年中アレルギー症状が出ているという方も多くなってきました。

なぜこんなにもアレルギー物質が現れたのでしょうか?

これは個人的な感想ではありますが、植物の栽培には農薬や化学肥料をはじめとする自然ではない物質が多く使われ、それが大きな原因ではないかと感じております。
アレルギーではありませんが、世界不妊学会で、30年前くらいから男性不妊が世界的に多くなり、その原因が環境中の有毒物質や、飲料水中の薬品などが原因ではないかと見られており、いわゆる環境ホルモンが生殖システムにもたらす危険性を指摘する専門家もいるようです。日本においても、ここ数年で男性側に不妊症の原因があるのが50%という発表がなされております。
なるべく、手を加えていないもの、化学物質が入っていないもの、じっくり時間をかけた手作りのものを極力選んで食したいものですね。

漢方とアレルギー

さて、本題のアレルギー。
症状的には鼻水や鼻づまり、目のかゆみ湿疹、喘息等があげられます。漢方的にはほとんどが水毒と言って、水の毒。簡単に言うと水分の摂りすぎ。もちろん熱中症にならないようにしないといけませんが、取り過ぎも良くありません。また、甘いものを控えることもすごく大切です。
漢方薬はこの時期に多い、、鼻水・鼻づまりには、小青龍湯。強い鼻づまりには、葛根湯加辛夷川芎や辛夷清肺湯などを使います。その他、荊芥連翹湯、柴胡清肝湯などがあります。
お年寄りや妊産婦の方には、苓甘姜味辛夏仁湯という漢方があります。妊娠や授乳中なので、薬が飲めなくて鼻炎がひどくて困っていらっしゃる方も見受けられますが、ぜひこの漢方をお勧めいたします。
子供の咳には麻杏甘石湯。大人の方は麦門冬湯。というように大まかには分けられますが、体質によって、飲む漢方が違ってきます。特に漢方の場合は、商品のパッケージに書かれていること以外にも、体質によって違う漢方薬を使用する場合もあります。ぜひ専門の相談員にご相談されてから服用する事をお勧めいたします。