河端孝幸の読む漢方

がん征圧月間

がん征圧月間

昭和三十五年から毎年九月をがん征圧月間として、日本対がん協会が定め、同月に全国大会を催し、がん征圧運動を推進しているとのことです。
現在死因の三割が、がんで亡くなるという統計が出ており、2014年の統計で部位別では肺がんでの死亡が多く、男女別では、男性が肺がん、女性が大腸がんのようです。近年増え続けているのが肺がん・大腸がんで、その他、胃がん・子宮がん・乳がんも検診があるので、この機会に検診をお勧めいたします。
国立がんセンターが発表しているがんを防ぐ十二か条をご紹介いたします。
一条  たばこは吸わない
二条  他人のたばこの煙をできるだけ避ける
三条  お酒はほどほどに
四条  バランスのとれた食生活を
五条  塩辛い食品は控えめに
六条  野菜や果物は不足にならないように
七条  適度に運動
八条  適切な体重維持
九条  ウイルスや細菌の感染予防と治療
十条  定期的ながん検診を
十一条 身体の異常に気がついたら、すぐに検診を
十二条 正しいがん情報でがんを知ることから
(公益財団法人がん研究振興財団 より引用)
いかがでしょう?
全部はなかなかできないものですが、少しでもチャレンジする事が大切です。そして、最も大切なことは神経質になり過ぎない事。癌の事が頭から離れない事が一番良くないですね。人間には絶大な自然治癒力がある。良くなる!治る!必ず良くなる!と思う事が大切ですね。

漢方薬と癌

代替療法といって、西洋的な治療以外を代替療法といいます。鍼灸やマッサージ、整体、リンパドレナージュ、アーユルヴェーダ、そして漢方です。
古い統計ですが、癌を患っている方の約八割の方が、何らかの代替療法や健康食品を使っているという統計があります。もちろん専門の所で見ていただきながら、代替療法を実施するのはあたり前になっているようです。
特に漢方薬は、自然治癒力を発揮させることも得意としております。
自然治癒力を発揮するのは、漢方では上薬という部類に入る生薬が行い、その最上薬といわれるのが霊芝、人参、冬虫夏草、枸杞などです。
処方として使う場合は、補中益気湯、十全大補湯、人参養栄湯、補気建中湯等がよく使われます。
また、むくみがひどい場合は、補気建中湯、分消湯、防已黄耆湯などが使われます。
しかし、漢方薬を使う場合、「証(しょう)」といって、その人の体質を見極めて使います。そのため、抗がん剤治療や放射線治療等で体質がわかりづらくなっている場合は、体質を気にせず使用できる上薬を使う方が理に適っていると私は考えてます。
もう一つ、アポトーシスといって、癌細胞自身の分裂を抑えるものも示唆されています。
いずれにしてもネットや通販に頼るのではなく、しっかりと相談をして、ご自身に合ったものを使用していただきたいと切に願っております。