河端孝幸の読む漢方

水無月のつれづれ

水無月の由来は

六月の異名は水無月。水が無い月?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、「無」は「の」にあたる助詞で、水の月という意味と言うのが有力な解釈の仕方のようです。その他、旧暦の六月は現在の七月上旬から八月にかけての時期のため、晴天が続き、いたる所が太陽の暖かさによって干上がるために、水無月という説。あるいは、梅雨時期が短い期間で終わってほしいという願いを込めて水無月となったという話もあります。しかし、この時期に雨が降らなければ、夏は渇水の状態にもなりかねません。雨が降っても、晴天でも、その時その時を、ありがたいと思って生きたいものですね。

梅雨が無い県は

北海道には梅雨が無いのです。今の時期は本当に素晴らしい時期です。富良野ではラベンダーが咲き、大空町の芝桜(五月下旬ですが)、美瑛町のジャガイモ畑。本当に今の時期の北海道は、空気も澄んできれいです。また、大自然の逞しさ荘厳さを感じさせてくれます。北海道旅行をするなら、今の時期が一番。寒さを体験したいということであれば、北海道札幌の雪まつりや旭川の冬まつり、網走のオホーツク流氷まつりなどがお勧めです。

梅雨時期に気を付ける事~食中毒~

連想ゲーム的ですが、梅雨→湿気→カビ→食中毒。という連想と、梅雨→湿気→除湿→冷え。もう一つは少し連想しにくいかもしませんが、梅雨→湿気→汗→むくみという事も起こり得ます。
したがって、梅雨時期に気をつける事のキーワードは、食中毒、冷え、むくみと言えます。
まずは食中毒について解説いたしましょう。もちろん手洗いうがいは基本のキ。政府広報では「つけない、増やさない、やっつける」が三原則で、具体的な方法を挙げています。三原則の内のいくつか例を挙げると、つけないためには、「洗う事と、加熱されていない汁がつくようなものは分ける事」。増やさないためには冷凍もしくは冷蔵する事。それと長期間保存せずにすぐに食べる事。やっつけるためには、「加熱調理をする事と、洗ったまな板、包丁や調理器具は熱湯で消毒する事」と書かれています。「食中毒を防ぐには」で検索すると、政府広報ページが出てきますので、そちらを参考にされるとよいと思います。

梅雨時期に気を付ける事~むくみ・冷え~

さて、むくみと冷えについてですが、漢方では、人間の身体を循環しているものは、「気・血・水」に分けられ、それが循環して生命を維持していると考えられています。梅雨時期には、身体の外部もジトジトしているために、身体の中の「水」がうっ滞しやすく循環が悪くなり、むくみや、関節痛や神経痛が起こりやすくなります。また身体もだるく重くなりがちになるのは、「気」がうっ滞しやすくなるためでもあります。さらには、「気」が不足しがちになり、冷えや疲れやすさや、だるさも生じてきます。これらを防ぐには本当にたくさんの漢方薬が用意されており、それぞれの体質によって使い分けていきます。

水無月はミズの月でみず堂の月。「あなたのそばで家族のように」お気軽にご相談ください。