河端孝幸の読む漢方

  • 人付き合いの極意~忖度・根回し・KY~
  • KAMPOREADING > 
  • TOP > 

人付き合いの極意~忖度・根回し・KY~

本来の忖度

今くらい忖度という言葉が頻繁に使われる時はなかったのではないでしょうか。本来の忖度の意味は、「推し量る」という事。相手が何を考えているか、何を思っているかを推し量って、先んじて行動を起こすこと。しかしそれが行き過ぎると様々な問題に発展するようです。今回、国会での証人喚問まで発展した森友学園問題。嘘か本当なのかわからないですが、安倍首相の名前を出したところ、それを聞いた役人が忖度をして、国有地を破格で売却したのではないかという事が問題となっています。
色々な状況で、色々な事を推し量り、気配りをして、よしなに取り計らう。ある意味、人間社会における潤滑油的な行動が忖度という事だと思います。
今回の事件では悪い意味にとらえられがちですが、上記のように本来は人間の日々の活動には欠かすことのできない心配りではないかと思います。忖度という言葉が悪くとらえられることに関して、大変遺憾の気持ちがあるという方は、私だけではないと思います。日本人として、日本の伝統的な心配り。ぜひ失いたくないものです。

気配りや忖度もやり過ぎるとおせっかい

しかし一方で、気配りや忖度もやり過ぎるとおせっかい。
自分は親切にやったつもりでも相手にとってはお節介。公共広告機構(AC)のCMでも記憶されている方もいらっしゃると思います。
同じことをされても、自分は有り難いけど、違う人から見ればお節介、もしくは余計なお世話。という事が往々にしてありますね。
そこで出てくるのが根回しという事ではないかと思うのです。それは、推し量って行動をしようと思った時に、その行動をすることを事前にお知らせをしておいたり、確証を得る為にキーマンとなる方に耳に入れておいたりすること。特に、政治の世界は根回しの世界とも言われます。歴代の首相は根回し名人だったとも。政治ばかりではなく、ビジネスの世界でも、家庭内でも同様だと思います。
ちょっとした事を耳に入れておくこと。後で、聞いていないよ!と言われないように。それだけでも物事がスムーズにいくように思います。人間の知恵ですね。

人付き合いの極意

忖度をして、根回しをする。ちょっと意味が違いますが、似ている言葉として空気を読む。それが出来ない人のことをKYともいいますが・・・・。
空気を読み、忖度をし、根回しをすると同時に空気も読む。人生において人付き合いの極意。非常に大切なことだと感じるのです。