河端孝幸の読む漢方

正月三昧

正月三昧

あけましておめでとうございます。
平成29年が始まりました。今年もいろいろなことがあるでしょうけど、常に朗らかに一年を過ごしていきたいものです。今年もよろしくお願いいたします。
さて、1月1日は元旦と言われますが、その意味をご存じでしょうか。
元旦の「旦」の字は、「日」の下に「一」と書き、「一」は地平線を表し、地平線から日が昇る、太陽が現れることを意味していて、一日の始まりの朝を表しています。
一方、「元」という字は、始まりを表し、一年の最初の日というのが元日の意味でもあるようです。一年の最初の陽が登る日が元旦。敬虔な気持ちで今年も一年健康でありますようにと願いましょう。
一方、正月は1月の別名でもあるので、31日までが正月。
まだ元旦の陽を拝んでいない方や、一年の願い事を決めていない方はまだ遅くはありません!ぜひこの機会に。

参拝について

神社にお参りに行くのは、皆さん願いが成就することをお願いに行っていませんか?
本来の参拝の意味は、
① 今まで無事に過ごせたことのお礼と感謝を神様に捧げる
② 今年はこうするという決意を表し誓いを捧げる
ということだそうです。
昨年一年間ありがとうございました。生かされて、無事に今ここに立たせていただいています。ありがとうございます。心より感謝いたします。今年はこういたします。これをぜひ達成いたします。どうぞ見守ってください。
そんなことを誓に行くところのようです。
誓いが叶うかどうかは、「努力」次第です。努力なしでは神様も聞いてくださらないようですね。

お節料理

お正月はおせち料理がつきもの。
おせちにはもちろん縁起を担いで食されるものもありますが、漢方的にも理にかなうものがたくさんあります。
たとえば、
栗きんとんは、その色から黄金財宝に例えて豊かな1年を願う食べ物。その黄金の色を出すのは山梔子(クチナシ)で、漢方では身体の余分な熱を取るもの。更年期障害やお酒を飲んで肝臓が働いて熱を持った時に使う漢方でもあります。黒豆はマメに働けますようにということですが、マメは腎臓にいいとされています。また、なますに使われる酢は肝臓に良く、昂ぶった神経を抑えてもくれます。さらにはなまものの毒も取り去ってくれます。縁起を担ぎながらもお正月に疲れやすい臓器を保護してくれる先人の知恵が多く詰め込まれていますね。今年も一年皆様が無事に笑顔でいられますように。